加古 勝己さん
陶芸家
京都府京都市 出身
京都市泉湧寺界隈の窯元に生まれ、幼少の頃より陶芸に親しみ、「ものをつくる」ことが当たり前の環境で育つ。いつしか素材としての「土」を意識し、焼くという行為を経て別の形になることに心を動かされ、1988年より作品制作を始める。粉引、灰赫陶、灰釉、氷肌釉、白磁など、幅広い作風で作陶し、自身の手で窯も作る。丹波篠山市の東部の農村地、村雲地区に工房を構え、丹波篠山に移り住む作家達と交流をしながら、窯業地や伝統のカテゴリーに捉われない「やきもの」に自己を反映しながら歩み続けている。
2021年、世界規模で活動する財団‘Asia Society’主催・第1回日本伝統工芸再生コンテストJapanCraft21を受賞。
陶芸、木工、ガラス、染色、革工芸、彫金、竹工芸、、、丹波篠山に集う数多くのものづくり作家たちをつなぐ地域づくりの活動として、「丹波篠山クラフトヴィレッジ」を主催。作り手と使い手が出会い、つながり、工芸をもっと身近に感じていただくために取組んでいる。
【作陶歴】
1965年 京都市に生まれる
1988年 日展入選、朝日陶芸展入選、京展入選
1989年 日本陶芸展入選、美濃国際陶芸展入選、京都府工芸美術展入選
1990年 日展入選
1991年 兵庫県西脇市にて作陶をはじめる
1993年 陶芸ビエンナーレ展入選
1994年 京都工芸ビエンナーレ展優秀賞、オーストラリア メルボルンにて陶芸実演
1995年 現代工芸展 近畿展賞
1997年 朝日陶芸展 奨励賞、京都 嵯峨大覚寺「花の陶展」大覚寺賞、東京 池袋東武にて個展
1999年 京都 高島屋にて個展
2000年 京都 アートスペース館にて、加古の軌道、藤平の軌道展、東京 池袋東武にて個展
2001年 倒炎式単窯築窯、薪窯を築窯
2002年 東京 池袋東武にて個展
2003年 大阪 ギャラリー縄にて個展、大阪 阪神百貨店にて個展
2004年 田部美術館「茶の湯の造形展」にて優秀賞、東京 池袋東武にて個展、大阪 ギャラリー縄にて個展
2005年 篠山市上筱見にて作陶活動を開始する、田部美術館 「茶の湯の造形展」入選、日本陶芸展 入選、 京展 楠部賞
2007年 兵庫陶芸美術館「兵庫の陶芸」展、大阪 梅田阪急にて個展、長三賞現代陶芸展 入選、神戸ビエンナーレ展 入選
2008年 京都 ギャラリー桃青にて個展、田部美術館「茶の湯の造形展」入選、東京 池袋東武にて個展
2009年 菊池ビエンナーレ展 入選
2010年 現代茶陶展 奨励賞、髙島屋「美の予感2010」展
2011年 日本陶芸展 入選、田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞、パラミタ陶芸大賞展
2012年 姫路山陽百貨店にて個展
2013年 名古屋松坂屋にて個展、New York Arader Galleries にて二人展、福山天満屋にて個展、日本橋髙島屋にて個展
2014年 現代茶陶展 入選、東京池袋東武にて個展、屈折式倒炎単窯 築窯
2016年 大阪髙島屋にて個展
2017年 福山天満屋にて個展
2018年 京都髙島屋にて個展
2020年 東京 池袋東武にて個展
2021年 京都髙島屋にて個展、丹波篠山にて第一回『丹波篠山クラフトヴィレッジ』開催
日本の伝統工芸の急速な衰退に直面する問題を再生するために設立された団体である「Japan craft21」が主催する
第1回伝統工芸再生コンテスト「クラフトリーダー賞」受賞
2022年 東京 池袋東武にて個展