木村様よりツアーレポートを頂きました。
【50代女性 / 神奈川からご参加 里山暮らし2022.11.3-11.7】
旅のわくわく感が高まる
「夕飯の準備ができましたよ。」との声かけに、引き戸を開けて食堂へ。
土間におかれたテーブルには小さな囲炉裏がしつらえてあり、なぜか懐かしい雰囲気です。ここは最初の日の宿、農家民宿「DEN」。丹波篠山食材の料理を楽しみながら、オーナー夫婦との話しが弾みます。ストーブに薪をくべながらのなにげない会話です。
食事に使われている美味しい野菜や焼き物等のクラフト、地域の暮らし等の情報はネットでは検索できません。そこに暮らす人ではないとわからない丹波篠山の魅力を聞いて、旅のわくわく感が高まります。


日常を味わってみる
翌朝は早起きをしました。
夕食のときに聞いた、丹波篠山の朝霧を見たいと思ったからです。綿入れを着込んで散歩に出かけると、朝霧に包まれた里山の風景が目の前に広がります。
農作業をされているおばあちゃんが「おはよう」と声をかけてくれました。味噌汁にはいっていた大根はおばあちゃんからおすそわけだそうです。

夕方は‘常夜灯’に火を灯しに行き、地域の日常へ少しばかり仲間入りさせてもらいました。ツアーでこのような体験ができるなんて思いもしませんでした。法隆寺のような観光名所の灯篭に火を灯すよりも、自分にはしっくりくるのはなぜなのでしょうか。


その翌朝は自転車を漕いで、地域の朝市に野菜を買い出しに。この美味しい食材を自宅でも食べたいと、地場野菜をお土産に大量購入。地域のおじいちゃんとの会話から食材のストーリーを知ると、ますます美味しそうに見えてくるから不思議です。
こうやって、ますます丹波篠山を身近に感じるようになってきました。単なるツアー参加者からファンになってしまったようです。そうすると、見える風景が変わってきました。
憧れの里山-吉良農園-
農業、林業体験で訪れた里山は、憧れたとおりの自然あふれる場所でした。日頃の喧騒から離れて、自然の中で深呼吸をすると、細胞から体が喜んでいるような気がします。
そんな体験の後、納屋の中で農機具に囲まれて、パワーポイントのプレゼンテーションを聞きました。このミスマッチに驚きましたが、それ以上に、その内容に目からうろこが落ちる思いでした。公園は「保全」、里山は「共存」。里山を守るという言葉の裏にある思いや努力を聞いて、人間も自然の一部であることを痛感しました。その思い知った後の里山の風景は「美しい」だけでは語れない「なにか」がありました。その「なにか」を探しながら、今は里山を眺めています。

丹波の黒豆の収穫体験
「生産者の顔がわかる野菜」の写真付きのラベルが張られた野菜がスーパーで売られていますが、この体験こそが、生産者の顔がわかると思いました。 最高の秋晴れの空の下、生産者さんが丹精した黒豆を収穫しました。農家さんの思いを聞くと、黒豆に愛着がわくから不思議です。収穫したての新鮮な黒枝豆をその場で茹でていただきました。ほくほくとして、今まで食べていた枝豆との別物です。黒豆だけでなく、その思いも頂きました。

帰ってからも旅は続く
自宅に戻っても丹波篠山が忘れがたく、買い込んだ食材を篠山で購入したお茶碗で楽しんでいます。
それは篠山の人達の顔を思い出すからかもしれません。
単なる観光ではなく、日常を楽しめたからでしょう。また丹波篠山に行きたいと思います。そこにはツアーで出会った皆さんが待っていてくれると思えるからです。
正月の黒豆はスタッフの方にお願いして、丹波篠山からの直販です。


最後に
ツアー参加者メンバー10名は、最終日には昔からの友人のようになっていました。
移住を考える人、生き方のヒントを探す人、それぞれの思いを持ってこのツアーに参加しています。あるメンバーが「このメンバーで同窓会をしたいです。」のコメント。みんながうんうんとうなずいていました。今の思いがどのようにかたちとなっていくのでしょうか?その未来のかたちをこれからも共有できたらと思います。
丹波篠山を真ん中に。

木村さん、ありがとうございました。
旅中ずっと写真を撮ってくださってました。旅が終わった後も、写真をみんなで共有しながら、ツアー中のあんなことやこんなことの余韻に浸っております。数年後にぜひ「丹波篠山」で同窓会しましょう!